外国人集住都市会議



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外国人集住都市会議 東京2012

「多文化共生社会をめざして」〜すべての人がつながり ともに築く地域の未来〜 を開催しました。

 

 11月12日(月)東京都千代田区平河町の砂防会館で、「外国人集住都市会議東京2012」を開催しました。自治体、府省庁、関係する団体や機関の皆様、そして、一般の皆様合わせて全国から430名を超える方々に参加していただき、「多文化共生社会をめざして〜すべての人がつながり ともに築く地域の未来〜」をテーマに、課題解決のための提言や報告、討論を通して多くの方々に多文化共生について考えていただく機会を持つことができました。誠にありがとうございました。

 外国人集住都市会議のアドバイザーの静岡文化芸術大学池上重弘教授の総合司会により、第T部では、外国人集住都市会議の取組について、各ブロックリーダー都市首長と各都市首長から報告・提言を行いました。外国人集住都市会議では、参加29都市が3ブロックに別れ、ブロック毎にテーマを設けて調査・研究しています。2011〜2012年の2年間は、群馬・静岡ブロックでは、「多文化共生社会における防災のあり方〜災害弱者を作らないために〜」、長野・岐阜・愛知ブロックでは、「外国人の子どもの教育について〜未来を切り拓く学びの保障〜」、三重・滋賀・岡山ブロックでは、「外国人住民とともに構築する地域コミュニティ〜互いに支えあえる豊かな地域づくりのために〜」をそれぞれのテーマとして調査・研究を進めており、この2年間の研究の報告と、研究内容を踏まえた国、県、経済界等への提言を行いました。

 第U部では、外国人集住都市会議アドバイザーの関西学院大学井口泰教授のコーディネートのもと、内閣府、総務省、法務省、外務省、文部科学省、厚生労働省、文化庁の担当者にご登壇いただき、第T部で出された提言に対する各府省庁の考え方、また、それぞれ府省庁で取り組んでいる施策等の内容について報告、発言をいただきました。

 第V部では、外国人集住都市会議アドバイザーの明治大学山脇啓造教授のコーディネートのもと、「多文化共生政策のあり方 〜「外国人との共生社会」実現検討会議中間的整理をうけて〜」と題し、今年8月に「外国人との共生社会」実現検討会議の中間的整理が示された状況を踏まえ、今後の多文化共生施策のあり方についての討論が行われました。前内閣府特命担当大臣の中川正春氏より、この検討会議の経過や意義、中間的整理のポイントについてご説明いただき、続いて日本経済団体連合会社会広報本部長の井上洋氏、日本放送協会(NHK)解説主幹の出石直氏、集住都市会議提唱都市の浜松市長と座長市飯田市長よりそれぞれの立場での取組や提案を発表いただき、国全体の多文化共生施策の方向性について議論を深めました。

 最後に、これまでの提言や、3ブロックの研究テーマに基づく提言の実現に努め、ともに未来を築いていける地域づくりをめざすこと、「外国人との共生社会」実現検討会議中間的整理の確実な実施とこの検討会議の継続実施、外国人の受入れに関する方針の明確化と(仮称)外国人庁の設置を求めた「いいだ宣言」が採択され、結びに次期座長を担っていただく長浜市長から決意表明をいただきました。
 

外国人集住都市会議 東京2012 報告書


外国人集住都市会議 東京2012 当日パンレット及び資料


外国人集住都市会議 東京2012 
        第U部 府省庁からの配布資料


外国人集住都市会議 東京2012 第V部配布資料