「多文化共生社会をめざして」〜すべての人が安心して暮らせる地域づくり〜 を開催しました。
11月8日(月)東京都千代田区の砂防会館で、「外国人集住都市会議東京2010」を開催しました。全国から自治体、府省庁、団体・関係者そして、一般市民の皆様合わせて約500名の方々に参加していただき、「多文化共生社会をめざして〜すべての人が安心して暮らせる地域づくり〜」をテーマに、課題解決のための提言や報告、討論を通して多くの方々に多文化共生について考えていただく機会を共有できました。誠にありがとうございました。
第T部では、各ブロックからの提言及び所属首長からの報告を行いました。外国人集住都市会議では、参加28都市が3ブロックに別れ調査・研究してきました。群馬・静岡ブロックでは、「正しく伝えること、伝わること〜情報提供のあり方〜」、長野・愛知ブロックでは、「大人の日本語学習の仕組みづくり〜企業と地域の連携〜」、岐阜・三重・滋賀・岡山ブロックでは、「外国人市民と共に構築する地域コミュニティー〜共生言語としての日本語学習機会の保障に向けて〜」について、2年間研究してきた中で、国や経済界などへの提言を行いました。また、各ブロック所属首長から、各ブロックのテーマに沿った各都市の取組みについての報告が行われました。
第U部では、内閣府、総務省、法務省、外務省、厚生労働省、文部科学省、文化庁の参加府省庁からこれまでの取組みと現在の取組み、今後の課題について報告がありました。
第V部では、末松内閣府副大臣、小宮山厚生労働副大臣、笹木文部科学副大臣に参加していただき、鈴木浜松市長、清水太田市長、牧野飯田市長と昨年の緊急提言の実現に向けて受け入れ方針の確立や外国人庁の設置、教育に関わることなど多くの議論が交わされました。
その後、群馬・静岡ブロックで検討してきた「災害時相互応援協定」を28都市で締結し、外国人集住都市会議の更なる連携を確認しました。(「災害時相互応援協定」については、関係資料をご覧下さい。)
最後に、外国人集住都市会議発足から10年を迎え、その評価と今後への飛躍をめざし、清水太田市長から「おおた宣言」が読み上げられました。
来年度からは、長野県飯田市長が新しい座長として新たな10年に向かってその足跡を残していきます。