「多文化共生社会をめざして」〜すべての人がつながり ともに築く地域の未来〜 を開催しました。
11月8日(火)長野県飯田市のシルクホテルで、「外国人集住都市会議いいだ2011」を開催しました。全国から自治体、府省庁、団体・関係者そして、一般市民の皆様合わせて400名を超える方々に参加していただき、「多文化共生社会をめざして〜すべての人がつながり ともに築く地域の未来〜」をテーマに、課題解決のための提言や報告、討論を通して多くの方々に多文化共生について考えていただく機会を共有できました。誠にありがとうございました。
第T部では、外国人集住都市会議のとりくみについて、座長の飯田市と各ブロックリーダー都市から報告を行いました。外国人集住都市会議では、参加28都市が3ブロックに別れ各ブロックごとにテーマを設けて調査・研究しています。2011〜2012年の2年間は、群馬・静岡ブロックでは、「多文化共生社会における防災のあり方〜災害弱者を作らないために〜」、長野・岐阜・愛知ブロックでは、「外国人の子どもの教育について〜未来を切り拓く学びの保障〜」、三重・滋賀・岡山ブロックでは、「外国人住民とともに構築する地域コミュニティ〜互いに支えあえる豊かな地域づくりのために〜」について調査・研究を進めており、それぞれの研究の中間報告と、今後の取り組みの方向について発表しました。
第U部では、2011年3月に内閣府より出された「日系定住外国人施策に関する行動計画」についての分野別討議が行われました。外国人集住都市会議では、この行動計画についても分野別に各地域ブロックで研究を進めてきました。
冒頭この行動計画について内閣府からご説明をいただき、その後に地域ブロックごと研究内容報告、提言及び関係府省庁と会員都市首長との討議が行われたほか、関係府省庁から最新の方針や取組みについての報告がされました。
最後に、地域における多文化共生社会を実現するためには、国と現場を抱える自治体がさらに連携を深めるべきであり、地域に暮らす全ての人々や団体がつながり、地域や子どもたちの未来を考え、お互いが支え合いながら、暮らしやすい地域をともに築いていくための取り組みがたゆみなく進むことを願う「いいだ2011メッセージ」が読み上げられ、採択されました。